003_自分に必要なエネルギー量を知ろう!!
今回は、管理栄養士として介護老人保健施設での実務経験があります荒井が担当いたします。
皆さんの多くは、日常生活の中で当たり前のように3食の食事を楽しんでいると思います。その食事から、自分がどのぐらいのエネルギーを摂取しているのか意識していますでしょうか? 過剰なエネルギーの蓄積が肥満をもたらし、高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病などの生活習慣病を引き起こすことに繋がります。
皆さんの多くは、日常生活の中で当たり前のように3食の食事を楽しんでいると思います。その食事から、自分がどのぐらいのエネルギーを摂取しているのか意識していますでしょうか? 過剰なエネルギーの蓄積が肥満をもたらし、高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病などの生活習慣病を引き起こすことに繋がります。
推定エネルギー必要量の算出
健康な個人並びに集団を対象として、国民の健康の保持?増進、生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を“日本人の食事摂取基準”として示されています。今回は、自分に必要なエネルギー量である“推定エネルギー必要量”を算出してみましょう。推定エネルギー必要量を算出するには、まず基礎代謝量を求めます(表1)。今回は、簡易的に計算できる簡易表(表2)を用いて、計算してみましょう。
基礎代謝量が算出できたら、次に自分の身体活動レベル(表3)を選択し、推定エネルギー必要量を算出します。
推定エネルギー必要量(kcal/日)= 基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル
(15~17歳は、成長に伴う組織増が分のエネルギー(エネルギー蓄積量)+10(kcal/日)を加える。)
推定エネルギー必要量(kcal/日)= 基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル
(15~17歳は、成長に伴う組織増が分のエネルギー(エネルギー蓄積量)+10(kcal/日)を加える。)
自分の推定エネルギー必要量を算出することができましたでしょうか。今では、スーパー、コンビニや外食でもエネルギーや栄養素が表示されていますので、ぜひ参考にしながら日頃から自分の摂取している食事のエネルギー量に気に留めてみてはいかがでしょうか。
今回の執筆者
荒井 健 助教(臨床栄養学研究室)