【薬学部】埼玉県内4大学連携授業「IPW演習(緩和医療学)」を実施しました
地域住民の豊かな暮らしを支えるための専門職育成
2025年12月5日(金)に『IPW演習(緩和医療学)』が、城西大学薬学部、埼玉県立大学保健医療学部、埼玉医科大学医学部、日本工業大学建築学部によって“彩の国連携力育成プロジェクト(SAIPE)”の連携科目として実施されました。この連携科目の目標は、地域住民の豊かな暮らしを支えるための専門職育成です。
本演習の参加者は、埼玉県立大学理学療法学科(27名)、埼玉医科大学医学科(135名)、城西大学薬学部(22名:薬学科 16名、医療栄養学科 6名)の総勢184名の学生でした。また、それぞれの大学からファシリテータ、模擬患者の協力で無事に終えることが出来ました。
本演習の参加者は、埼玉県立大学理学療法学科(27名)、埼玉医科大学医学科(135名)、城西大学薬学部(22名:薬学科 16名、医療栄養学科 6名)の総勢184名の学生でした。また、それぞれの大学からファシリテータ、模擬患者の協力で無事に終えることが出来ました。

チーム(グループ)活動は専任のファシリテータによってサポートします
城西大学が担当校となっている本演習では、連携活動を、学生教育だけでなく、将来の地域医療に生かすことを念頭に実施しました。
学生たちは当初、所属も学年もバラバラな初対面のメンバーでの演習に緊張と戸惑いを隠せない様子でした。しかし、アイスブレイクを機に緊張がほぐれます。
これまでの大学での学びの中で培った知識や技術を応用し、学生同士が円滑にコミュニケーションを図る姿が見られました。模擬患者さんの病歴や治療情報に加え、インタビューで得た生活状況や思いを深く考察し、患者さんの思いに寄り添った支援策について、活発な議論が交わされました。
学生たちは当初、所属も学年もバラバラな初対面のメンバーでの演習に緊張と戸惑いを隠せない様子でした。しかし、アイスブレイクを機に緊張がほぐれます。
これまでの大学での学びの中で培った知識や技術を応用し、学生同士が円滑にコミュニケーションを図る姿が見られました。模擬患者さんの病歴や治療情報に加え、インタビューで得た生活状況や思いを深く考察し、患者さんの思いに寄り添った支援策について、活発な議論が交わされました。

模擬患者さんへのインタビュー中の雰囲気
活発な総合討論
発表会を含め約3時間半という短い時間でしたが、楽しみながら有意義なチーム活動を行うことができました。そして、チームや自分自身のリフレクションを実施し、医療?福祉に携わる心構えを醸成しました。

総合討論を実施し、他のチームの意見の違いを実感しました
参加学生のアンケートからのコメント 抜粋
- 他大学の方と一緒に演習するのは初めてでしたがとても刺激になりました。私のグループは実務経験を積んでいないもののみなさんとても知識が深く、患者さんが緩和ケアを通して悔いのない余生を送れるように議論に積極的に参加しており、とても理想的な他職種連携ができていたように思いました。貴重な経験ができて良かったです。この経験を活かして今後に繋げていきたいです。
- 末期がん患者さんの気持ちを汲み取ることは難しかった。治すだけではなく死までの生活を考える能力が必要だと思った。
- 限られた時間の中で患者や家族の思いを聞き取りして、多職種の視点で必要な支援プランを考えるのは難しいが、他職種の連携が大切であると感じた。
- 薬学、理学療法を専門に勉強している学生さんと一緒にグループワークを通して学習する機会はあまりないため、普段の医学生同士のグループワークよりも、より多角的にケアプランを考えることが出来たと思いました。
- 初対面の他大学の方とIPW演習を行い、初めはなかなか緊張がほぐれず、発言が積極的に行えなかった。しかし、アイスブレイクを経て、模擬患者さんとの質問を考えることで次第に発言が多くなり、話しやすい雰囲気になった。それぞれの職種の見方が自分の見方とは大きく変わり、緩和ケアにおいて多職種連携が大切であると実感した。
- 薬学生だけで演習をやると、薬が合っているかについて話してしまう事が多いですが、理学療法生と医学生がいることで、患者さんのADLについて考えたり、自分の知らなかった医学の知識についても話をすることができたのでとても勉強になりました。模擬患者さんと話す機会も中々ないので、インタビューする時、失礼にならないような質問の仕方を考えなければいけなくてとても緊張しました。他大学と集まってひとつの事をする機会が今まで無かったので、関わることがなかった人とも話をすることができ、患者さんにどのような対応をしたらよいか全員で多方面から考えることができたので、とても楽しかったです。感想を言い合う時に、薬学的な視点から沢山質問を考えてくれて助かったと言ってもらうことができたので、将来多職種連携をした時に役立てる薬剤師になりたいと強く感じました。
- 模擬患者がかかえる悩みに対し、その悩みを少しでも改善させてあげたいという気持ちはあるが、実際に悩みを打ち明けられた時、想像以上に言葉がでなくて驚いた。患者が話してくれたことに対して、自分の傾聴力や言葉選びについて考えるとてもいい機会になった。
- 医療系の大学において、他大学の方と、コミュニケーションをとる機会があまりなかったので、今回のIPW演習により、薬剤師や医師といった自分の大学のIPW演習では、参加できない方と演習をでき、それぞれの視点や知識について触れることができ、多職種連携のイメージがよりできた。
(計89件)
Special Thanks
本演習をご見学いただきました皆様に感謝申し上げます。今後も本取組にご支援よろしくお願いいたします。
(記事提供 医療栄養学科教員 君羅)
(記事提供 医療栄養学科教員 君羅)