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教職実践演習講義:「現役教師が語る“リアルな教員生活”」


鷹觜先生は城西大学経営学部を卒業し、昭和女子大学附属昭和中学校?高等学校に就職。現在は保健体育科教諭として活躍する鷹觜郷護先生による特別講演「現役教師が語る“リアルな教員生活”」が行われ、教員志望の学生たちにとって大きな反響を呼びました。
    1.公立と私立のリアルな違いを徹底解説
講演ではまず、公立と私立の学校現場の違いについて、教育方針?採用方法?勤務形態?人事異動?学校経営など多角的に比較。「私立は建学の精神や特色を前面に出し、公立は地域の子どもたちを広く受け入れる。どちらにも魅力があり、自分の価値観や特性に合った環境を選ぶことが大切」と語りました。また、「私立は人事異動が原則なく、長く同じ学校で働けるが、生徒募集が学校存続に直結するため、ビジネスマン的な視点も必要」と、現場ならではのリアルな課題も共有されました。
    2.教師のやりがいと苦労、現場のリアルな声
「教師の仕事は刺激的な毎日であり、責任とやりがいがある一方、過度な業務量や長時間労働などの苦労も多い」と率直に語った鷹觜先生。実際に「教材研究や授業準備、テスト作成、成績処理、学級経営、保護者対応、部活動指導など、業務は多岐にわたり、時にはかなりの時間働くこともある」と、具体的な例を挙げて現場の実態を伝えました。また、「新人でも担任や教科指導など責任ある仕事を任されるが、ベテラン教員との関係性や現場の合意形成の難しさもある」と、組織運営のリアルな課題も語られました。
    3.苦労を乗り越える工夫とチームワーク
「苦労を乗り越えるには、チームで分担し相談すること、“守?破?離”の精神を大切にすること、趣味やリフレッシュの時間を持つことが大切」とアドバイス。「学校現場は4月1日から“プロフェッショナル”として扱われ、学級づくりや教科指導、校務分掌など、すぐに多くの役割を担うことになる」と、現場の即戦力性についても強調しました。
    4.現場で求められるスキルと授業づくり
「教師は授業が命!」というメッセージとともに、授業構成?実施?評価、コミュニケーション力、主体的?対話的で深い学びの実現、学級経営力、保護者対応力、ICTやAIの活用など、現代の学校現場で求められる多様なスキルについて具体的に説明。「良い授業とは、思わず誰かに話したくなる、驚きや発見がある、例を多く使う、“脳に汗をかく授業”」と、授業づくりのポイントも伝授しました。
    5.学生たちの学びの声と発見
参加した学生からは、「公立?私立の違いを知り、自分に合った進路選択の重要性を理解できた」「教員の仕事のやりがいや苦労、現場でのリアルな体験談を通じて、教職の現実を具体的にイメージできた」などの声が寄せられました。また、グループワークやロールプレイを通じて、実際の現場での課題解決やコミュニケーションの大切さを体感した学生も多く、将来の自分の姿をより具体的に描くきっかけとなりました。この講演は、将来、教員を志望する学生にとって「現場のリアルな声」を知り、自分の将来像を具体的に描くための貴重な学びの機会となりました。
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