女子駅伝部

城西大学女子駅伝部は1989年創部で「学生駅伝日本一」を目標に活動しています。全日本大学女子駅伝対校選手権では、31年連続出場中で、過去3度の優勝、3度の準優勝を達成しています。全日本大学女子選抜駅伝競走では、第1回大会から連続出場中で、2025年大会では悲願の初優勝を達成。(全日本との2冠達成)関東大学女子駅伝対校選手権大会では、過去11度の優勝実績があります。

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2025富士山女子駅伝 全日本大学女子選抜駅伝競走

2025年12月30日(火)

総合1位 2時間22分36秒(初優勝)

写真:月刊陸上競技提供

1区(4.1km)
兼子 心晴(経営学部 マネジメント総合学科?4年)
12分51秒 区間3位 

2区(6.8km)
本間 香(経営学部 マネジメント総合学科?1年)
20分36秒 区間1位(区間賞&区間新 / 1位通過)

3区(3.3km)
本澤 美桜(経営学部 マネジメント総合学科?2年)
10分14秒 区間4位(1位通過)

4区(4.4km)
澤井 風月(経営学部 マネジメント総合学科?3年)
14分42秒 区間9位(1位通過)

5区(10.5km)
金子 陽向(経営学部 マネジメント総合学科?4年)
35分12秒 区間6位(3位通過)

6区(6.0km)
窪田 舞(経営学部 マネジメント総合学科?1年)
19分24秒 区間1位(区間賞 / 2位通過)

7区(8.3km)
大西 由菜(経営学部 マネジメント総合学科?1年)
29分37秒 区間1位(区間賞 / 総合1位フィニッシュ)

?選手?主務?5区主将?監督からのコメント?

1区 兼子心晴(副主将)

1区を走らせていただきました。
チームの二冠の目標を達成させるために、流れを作る事を目標に出走しました。
区間賞を取れず悔しい気持ちもありますが、走れなかったメンバーの想い、陸上人生10年間の全ての悔しさを4.1kmにぶつけました。
走っている途中、本当に沢山の応援が聞こえてとても幸せでしたが、走り終わったら自分の陸上人生が終わってしまうと思うとどこか寂しさがありました。
引退レースを初優勝という形で終えることができ、今まででそしてこれからの人生において1番幸せな1日でした。
4年間悔しい想いも苦しい想いも沢山してきましたが、その苦しさだったり悔しさは、今日のためにあったんじゃないかなってそう思えた1日でした。
4年前から日本一を目指して沢山支えてくれた同期、頼もしい後輩たち、そしてうまくいかない時もいつも寄り添ってくださった監督?コーチに出会うことができ、城西大学で4年間競技を出来て幸せでした。
受験勉強と並行するにあたり色々な方から、「他の人よりも4年多く大学行く後悔はない?」と聞かれることが多くありました。
周りが働き始めたりする時に自分は夢へのスタートラインに立てていないことに焦りを感じることがありましたが、「城西大学で競技を続けて良かった」と心の底から思っています。競技面だけでなく人間面としても大きく成長させてくれて自分の人生において大きな糧となりました。
走ることは今回で引退となりましたが、このいい流れのまま受験も頑張り、次の夢に向かって頑張ろうと思います。
4年間、うまくいかない時も沢山の応援ありがとうございました。
多くの方に支えられてやり切ることができました。
城西大学のみんなが大好きです!!

2区 本間香

今回、2025全日本大学女子選抜駅伝競走大会の2区を走らせていただきました。
結果は優勝。個人としては区間賞と区間新記録を出すことができました。全日本と富士山女子駅伝でどちらも優勝し、2冠というチームの目標を達成させることができ、素直に嬉しい気持ちです。
レース当日に体調不良者が出てしまい、オーダー変更というハプニングがありましたが、私はただ攻めた走りで後続を1秒でも多く引き離すということを意識して走りました。心晴先輩が先頭と4秒差の3番で襷を持ってきてくださったので、とても走りやすい位置でスタート時から攻めた走りが出来ました。1km行かないところで2人を抜かし先頭に立ちました。そこからは後ろと差をつけるために自分のペースで走ることができました。2区のコースは私が得意とするずっと下りのコースでした。そのため、怖がらずに攻めの走りをすることができました。その攻めの走りがしっかり結果として現れたので良かったです。
1年生で2冠という素晴らしい経験ができたこと、とても幸せに思います。そのような経験ができたのは監督、コーチの丁寧で一人一人と向き合ってくださる指導があって、4年生の先輩方がチームをまとめ引っ張ってくださったからです。この1年このチームで走ることができたことは一生の宝物になると思います。
来年からは連覇がかかってくるので今まで以上のプレッシャーなどがかかると思いますが、そのようなものに縛られすぎず、楽しく城西らしくまた来年も頑張っていきたいと思います。
応援ありがとうございました。そしてこの1年ありがとうございました。2026年も応援の程よろしくお願いします。


3区 本澤美桜

富士山女子駅伝3区3.3kmを走らせていただきました。全日本大学女子駅伝が終わってからの2ヶ月間、思うような走りや、気持ち的な部分で辛く苦しい時間が多く続きましたが、決して諦めることなく常にチームの最善を尽くしてきました。この二冠という目標に対する不安やプレッシャーもありましたが、みんなでここまでこれたことを心から嬉しく思います。今回出走した7人だけではなく、部員全員が主役というテーマの通り全員で掴み取った優勝だと思います。
個人の走りとしては全日本で出しきれなかったリベンジも含めて、ショート区間での出走となりましたが、思いっきり走れてすごく楽しいと感じた3.3kmになりました。

来年は、最長区間での出走そして区間上位の走りを実現したいと思います。
全日本大学女子駅伝に続き、遠方からのたくさんの応援本当に力になりました。
ありがとうございました!!

4区 澤井風月

全日本大学女子選抜駅伝では、4区を走らせていただきました。
チーム目標であった「学生駅伝二冠」を達成することができ、本当に嬉しく思います。
しかし、個人としては区間9位という不甲斐ない結果となってしまい、情けなく、悔しさが残りました。いちばん悔しい思いをしているのは、出走予定であった凪沙だと思います。その思いも背負って走りましたが、1区から3区の3人が作ってくれた差を大きく縮められてしまい、5区以降の3人に負担をかけてしまったことを、本当に申し訳なく思っています。
大会当日に、直前の変更で急遽出走することになり、人生で一番のプレッシャーと不安を感じながらのレースでした。先頭で走らせていただいた4.4kmは、怖さも苦しさもあり、本当に長く感じました。
この3年間、特にこの1年間は思うようにいかないことばかりで、何度も挫折しそうになりました。それでも頑張れたのは、優しくて強い先輩方、競技に一生懸命な後輩、そしてどんな時でも味方でいてくれる同期という素晴らしいチームメイトがいたからです。
全員で目指した二冠だったからこそ、達成できたのだと感じています。このチームで駅伝ができて、本当に幸せでした。
そして、私たちを優勝に導いてくださった尊敬する4年生の先輩方には、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年は自分たちが4年生となります。駅伝での借りは駅伝で返せるように、自分自身がチームの戦力になれるよう、最上級生としての自覚と責任を持ち、気持ちを入れ替えて明日から取り組んでいきます。
年末のお忙しい中、沿道や画面越しでたくさんのご声援をありがとうございました。本当に力になりました。
また、今大会を迎えるにあたり支えてくださったすべての方々に、心から感謝しています。
そして、最後まで私たちを信じ、熱心にご指導してくださった監督?コーチには、言葉では表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも城西大学らしく頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします。

6区 窪田舞

今回、富士山女子駅伝の6区を走らせていただきました。自分は大学駅伝デビュー戦となり緊張はありましたが、全日本を終えてから調子を上げて、自信を持ってスタートラインに立つことができました。

レースでは、大東文化大学と56秒差、東北福祉大学と9秒差で前を追う展開となりました。前半から積極的に入り、まずは東北福祉大学を捉えることができました。しかしそこからなかなか距離を離すことができず、2人での競り合いが続きました。4km地点を過ぎてから前に出られてしまいとても苦しい場面が何度もありました。ですが、ここで離れたら優勝できない、今までの想いを全部出し切るんだという気持ちで、最後まで粘り強く走ることができました。

ラストの競り合いでも由菜に一秒でも早く襷を渡せるようにスパートをかけることができました。目標にしていたタイムをクリアできて、区間賞も取ることができて、とても嬉しいです。そして、チーム城西で二冠を勝ち取ることができました!この1年間の努力が報われてとても嬉しいです。

来年以降、優勝校という立場になりますが、まだ挑戦者であることを忘れず、次の目標を達成できるように頑張ります!
たくさんのご声援ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

7区 大西由菜

今回、富士山女子駅伝の7区を走らせていただきました。初めに監督から7区の可能性があると言われた時は、自分には無理と思っていました。ですが鎌北湖T?Tや5000mで自己ベスト更新など、少しずつ自分に自信がつく機会が多くなり、緊張感と楽しみが少しありました。
走る前は絶対自分で負けてしまうと弱気になっていましたが、舞が競り合って必死に走っているところを見ると自分で優勝までいけるかわからなくても、自分の全力を出し切って後悔しないようにしようと思いました。

最初の3kmを速く入ってしまいきつかったですが、前を追うことと後ろと差を広げることだけを意識し、抜かれた時につこうと思いましたがつけず、離されもうダメだと思いました。コーチや同期が5km6kmで声をかけてくれ、きつくてもがんばれました。6kmすぎでもう1回がんばってみようと思い気持ちを切り替えることができました。7kmでチームのみんなが応援してくれて、この差で負けたら絶対後悔する。行けるところまで行こうと思いがんばれました。
ゴールするまで気を抜いたらいけない、抜いたら今までの詰めの甘さがでると思い最後まで全力で走り抜くことができました。
初優勝、二冠達成のゴールテープを切ることができ区間賞もやっと獲得でき、いいことだらけでしあわせです!!! 初めて胴上げをしてもらった時の景色は忘れません!
ホテルや沿道などたくさん城西大学の応援をしてくださりとても力になりました。応援のおかげでここまで走ることができました。
全日本大学女子駅伝に続き富士山女子駅伝でもたくさんの応援ありがとうございました!!!
これからも城西大学の応援をよろしくお願いします!!!

盛合凜華(主務)

全日本大学女子選抜駅伝競走への沢山のご声援ありがとうございました。
初優勝、学生駅伝二冠を達成することができました。
前日エントリー完了後に発熱のアクシデントもありましたが、ピンチはチャンスだと、全員でもう一度意識を立て直しレースに臨むことができました。レースの内容としても、見ていてハラハラする展開でしたが、当日変更で走ってくれた澤井はもちろんよく頑張ってくれましたし、最後大西がみんなの想いを乗せてゴールテープを切ってくれました。
全日本が終わってからも全員が高い意識で一生懸命取り組んできた事が、結果として結びついて本当に嬉しかったです。
私たち4年生が1年生の時から4年で日本一になろうねと活動してきて、初めて目標として掲げられたこと、また後輩達が付いてきてくれて富士山では後輩達に助けられたこと、本当に充実した1年でした。
来年はこの経験を負担に感じることなく、自信と楽しさに変えて城西大学らしく駅伝に臨んで欲しいです。
自分としても14年間の陸上人生の中で1番幸せな2つの全国大会になりました。
最後に、この大会を開催していただき運営してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

5区 金子陽向(主将)

富士山女子駅伝で5区を走らせていただきました。
まずは、今大会を運営してくださった関係者の皆様、そして沿道や画面越しで最後まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
全日本後から、この富士山の5区で勝負するために練習を重ね、過去最高の状態で現地入りしました。日本人トップを目指して臨んだレースでしたが、当日からのコンディション不良により、仲間が作ってくれた貯金を崩してしまうような苦しい走りとなり、最後は1年生2人に大きな負担を残してしまいました。みんなに助けられて掴んだ優勝に胸がいっぱいになりました。
それでも、競技生活の集大成として、日本一のチームの最長区間を任せていただけたこと、大切な人たちに一番長い時間応援してもらえた10.5kmは、私にとって忘れることのできない時間です。本当は過去最強の姿を見せたかったですが、最後まで試練を与えられ、それを乗り越えた先に優勝の景色があるのだと、そう言われているようなレースでした。
最後の1年は、陸上人生で一番、夢中になって夢を追いかけ続けられた1年でした。
2年前、主将を務めた時はプレッシャーから逃げ出したくなることも、心が折れそうになることもありました。ですが、この1年は一度もありませんでした。
「学生駅伝二冠」という簡単ではない目標に、本気で向き合う仲間がいて、弱気になる暇も、そんな空気も、一切ありませんでした。誰かが苦しめば必ず誰かが支える。“全員が主役”という言葉が、自然と形になったチームだったと心から思います。チームのために、監督コーチのために、自分ができることは何でもやろう、そう思わせてくれたチームには感謝しかないです。

自分たちの代で日本一になろう。
入学した時に4人で誓った夢は、たくさんの人と出会い、支えられ、応援していただく中で、いつの間にか多くの想いを背負った大きな目標へと変わっていきました。その重みと温かさが、私達を最後の最後まで前に進ませてくれました。
また、城西大学を支えてくださった全ての皆様に、心から感謝しています。沿道で声が枯れるまで名前を呼んでくださった方、画面越しに祈るように応援してくださった方、日々の活動を支えてくださった方。チーム城西のみなさんと一緒に闘ってこられた事、タイトルを取れた事、これは一生の宝物です。みなさんの存在が何度も私達の背中を押し、前を向かせてくれました。間違いなく日本一の応援団でした。

城西大学に入学して4年間、青春全てを賭けてきたこの時間は、仲間、監督コーチ、スタッフ、家族、そして応援してくださる皆様のおかげで、かけがえのないものになりました。
城西大学で、この代で、赤羽監督と赤羽コーチのもとで、駅伝ができて本当に良かった。
たくさんの素敵な景色を見せてくださり、本当にありがとうございました。

また来年以降、最強で最高な後輩たちが新しい城西大学を作ってくれると信じています。
どうか、みんならしくとびきり可愛い笑顔とパワフルな明るさで輝いていてね。
大切で、大好きで、自慢の後輩たちです。
今後とも城西大学女子駅伝部への応援、よろしくお願いいたします。

監督 赤羽周平

2025全日本大学女子選抜駅伝競走、現地またはテレビ等で、沢山のご声援をいただき本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

今年の富士山女子駅伝は、「初優勝」そして全日本大学女子駅伝との「大学女子駅伝2冠」を目標に挑み、学生達の想いの強さが実り、初優勝という結果を残すことができました。

今年10月の全日本大学女子駅伝では、25年ぶりに3度目の優勝を果たすことができました。それからの約2カ月間、二冠達成には乗り越えなければならない試練が沢山ありましたが、学生達は本当に良く頑張ってくれました。

この1年間、学生達は、自分達で話し合って「学生駅伝二冠」という目標を掲げ、ただひたすら、ただただ真っすぐに、その目標達成に向けて突き進んできてくれました。全日本に続き、アンカー7区での大逆転は、その学生達全員の想いの強さが生んだ、とてつもない大きなエネルギーが力になったのだと思います。

 大会一週間前には、出走予定の7名は、区間配置も含めてほぼ確定し、それぞれの選手達に伝え終えている状況でした。その後も順調に調整が進み、大会2日前の最終刺激では、9名の選手達がレースに向けた最終刺激を行い、出走を予定した7名は、絶好調と言える状況でした。しかし、最終エントリーを済ませた後の大会前夜に、4区出走予定だった世古凪沙が発熱してしまい、大会当日の朝に選手変更を余儀なくされました。

 普通であれば、この時点で接戦が予想される今大会の優勝は厳しくなるところですが、当日変更となった澤井風月も、大会前の一週間で一気に状態を上げてきており、6人で一人2~3秒ずつカバーしてくれれば、十分優勝の可能性が残されていると考えていました。

 実際のレースでは、1区の兼子心晴が落ち着いた走りでレースを進め、中盤以降から最後の最後まで先頭争いを演じ、先頭とは僅かな差で2区の1年生エース本間香に襷を繋ぎました。駅伝は1区の流れが極めて重要になりますが、兼子は区間賞こそ逃したものの、2区が最も走りやすい位置で襷を繋いでくれました。この兼子の完璧なスタートで、恐らく4区終了までは本学が先頭で他大学チームを圧倒できると確信しました。

 2区に出走した現在の本学最高戦力の本間香は、「区間賞&区間新」だけを目標に、ただひたすら自分の力を出し切る走りに注力します。結果、従来の区間記録を超えて区間2位に大きな差をつけての区間賞獲得。スタートからフィニッシュまで、一度も走りが崩れず、最後まで前だけを見て堂々と走るその姿は、1年生とは思えない、現在の学生最強ランナーを印象付ける凄まじい走りでした。当初のプラン通り、この前半のエース区間で後続を大きく引き離すことに成功しました。

 3区に出走した本澤美桜は、本番で単独走ができないことに悩んでいました。今年の関東大学女子駅伝も、全日本大学女子駅伝も、本番では練習での力の60~70%程度の走りとなってしまい、なぜ練習通りに走れないのかと、本人は深く悩み苦しんでいました。全日本後、本澤には「これまで一番大変な区間を走ってもらってきたから、富士山は最短区間で、何も考えないで思い切った走りをして、自分の殻を破ろう」そう言い続け、本番はリストウォッチもつけなくて良いよ、とスタートラインに送り出しました。区間賞にこそ4秒程届きませんでしたが、2位に更に差をつける素晴らしい走りで、自身の殻を破る彼女らしい攻めの走りを見せてくれました。

 そして、当日変更となった4区の澤井風月。彼女は、高校1年時から勧誘していた選手です。高校時代の後半、そして大学入学後、なかなか良い状態が安定せず、今年も苦しい状況が続いていた選手でした。しかし、澤井は決して諦めず、日々の丁寧な取り組みを誰よりも大事にする選手です。今回も「万が一に備える」ということを本気で最後まで取り組んでくれていて、最終刺激も非常に良い動きで好調でした。大会当日朝5:00に「当日変更の可能性がある。これは冗談でなく、現実です。朝練習は、富士山女子駅伝を走る大会当日の朝練習という気持ちを100%作って動くように」と伝えました。きっと澤井にとっては、競技人生最大の緊張とプレッシャーを受けた出走でしたが、見事に区間一桁順位で走り切り、繋ぎの区間としての役割を全うしてくれました。彼女が影のMVPと言えます。

 そして5区主将の金子陽向。12月に入ってから、どんどん調子が上向き、全日本を超える状態が作れていました。かなり高い確率で、エース区間となる5区10.5kmを大学歴代最高記録で走り、日本人選手として1番良い記録で走ってくれることを期待していました。しかし、走り出した金子の走りが画像に映し出されると、なんだか腹圧が抜けていて、腰も落ちている??? おかしい??? あきらかにおかしい。当日の朝「喉の乾燥が気になるので、喉飴をもらえますか?」と言ってきた金子の言葉がすぐに思い出されました。もしかすると彼女も体調不良なのか??? 苦しそうになりながらも、金子は魂の走りで、今あるすべてを自分が前に進む為のエネルギーに変換して、エース区間を区間6位で走り抜きました。レース後は倒れて起き上がれず、大会終了後には39℃以上の熱が出ました。

 6区の窪田舞は、高校時代に全国高校駅伝で2度の優勝を経験している「日本一経験者」です。シーズン前半は、身体の状態を整える為、無理せず体作りを優先しました。輝かしい実績のある窪田にとっては、経験したことがない苦しい苦しい半年間だったと思いますが、彼女は将来の為に今取り組むべきことを理解し、地道な体作りに一生懸命ベストを尽くしてくれました。その甲斐あって、夏頃から血液の状態も含めて身体の状態は上向き、関東と全日本の駅伝は、あと1歩でメンバー入りに届きませんでしたが、11月には5000mで15分台を記録するなど、この富士山女子駅伝に向けては、万全の状態を作ってくれていました。窪田は、先頭だけを見据えた積極的な走りで、19分24秒という素晴らしいタイムで区間賞を獲得。駅伝では無類の強さを発揮する窪田の走りは健在でした。チームを2位に押し上げ、チームが初優勝する為の「舞台」が整いました。

 7区の最終区間まで勝負はもつれると予想していました。だからこその、「本学の上り坂最強」の大西由菜にアンカーを託しました。昨年のこの大会で、7区を区間2位と素晴らしい走りを見せた石川苺。今大会は残念ながら故障により出走が叶いませんでしたが、彼女は2024年大会の前に、上り坂の実戦練習で歴代の先輩達の記録を40秒以上更新したのですが、その記録を、大西は更に30秒以上を超えてきました。口では「もうダメだと思った」と言いながらも、走りは最後まで強気で素晴らしい。その大西が、一度は先頭に立ち、その後抜かれてしまい2位に落ちるも、そこから粘りに粘り???

部員全員が願う「初優勝」への想いを胸に、最後の最後まで諦めないものすごい走り、言葉には表せないほどの激走を見せてくれて、競技場手前で再度逆転。最後は部員達が待つゴールに、最高の笑顔で飛び込んできてくれました。

大西のフィニッシュ時のパフォーマンスは、今年のチームテーマである「一」を描いたものです。

 2025年は、2度も学生駅伝の頂点に立たせていただきました。学生達が見せてくれたこの景色と、与えてくれた感動は、一生忘れることはありません。胴上げの瞬間は本当に「最高」でした。

本気のチームを作り上げたその中心には、常に主将の金子陽向という人間がいました。彼女を中心に普段から学生幹部達が、目標達成の為には何が必要かと、常に考えることと決断すること、これを非常に高い意識レベルで繰り返し継続してきていました。

素晴らしいチームワークだったと思います。

本気で取り組む人間には、本気の人間が集まってきてくれる。本気の人間が手を差し伸べてくれる。サポートをしてくれる。そう感じた1年間でした。

学生達の事を心から誇りに思います。二冠という大きな目標を達成できたのは、日本一の努力、日本一の我慢、日本一の創意工夫を貫いた学生達の力であることは間違いありませんが、大学関係者の皆様をはじめ、歴代の女子駅伝部OGの皆様、サポートして下さっているメーカー様、ドクターとトレーナーの先生方、コーチと管理栄養士。女子駅伝部に関わり、応援して下さったすべての方々のおかげです。

改めて、心から感謝申し上げます。

2025年、女子駅伝部の学生達19名は、最後の最後まで、素晴らしい取り組み姿勢を見せてくれました。学生達には心から感謝の気持ちしかありません。本当にありがとう。

学生達には、自分達が成し遂げたことを誇りに、今後は学生それぞれが各々次なる目標に向かって、また新しい気持ちで歩みを進めていって欲しいと願っています。

 

2025年も城西大学女子駅伝部に多大なるご声援、ご支援、サポート、本当にありがとうございました。

2026年も学生達へ変わらぬご声援、引き続きよろしくお願い申し上げます。

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