浮世絵meets紙の魔術師

江戸のペーパークラフト組上絵×太田隆司ペーパーアート展
-時代(とき)を超えて出逢う紙の世界- 

  • ギャラリー1、2

    概要

    Overview

    浮世絵の中のおもちゃ絵の一種となる組上絵(上方では立版古という)。厚紙に貼り、描かれたパーツごとに切り抜いて立体的に組上げていく様は現代のペーパークラフトにも通じます。本展では、そんな組上絵を当館所蔵品からご紹介します。

    芝居小屋の内外を見せる作品、十二ヶ月の季節の行事をひとつの空間に現した作品等を展示、加えてそれぞれの作品の複製で製作した組立完成品もご覧頂きます。平面の版画から立体空間へと生まれ変わる面白さを感じて下さい。

    併せて、「現代の組上絵」とも呼べる立体世界を作り上げる紙の魔術師、太田隆司のペーパーアート作品もご紹介します。太田の創り出す作品には、見る者の想像力を掻き立てる魅力があり、組上絵とは違った心に響く物語性を感じさせます。

    本展では組上絵4件28点、複製組立完成4点、太田隆司作品30点を展示します。時を超えて巡り遭う組上絵とペーパーアートが織りなす紙の世界をどうぞお楽しみください。

     

    ●太田隆司プロフィール●

    東京都清瀬市生まれ。

    1995年より自動車専門誌「CAR GRAPHIC」で「PAPER MUSEUM」の連載を開始。

    横浜?八景島シーパラダイス、名古屋、トヨタ博物館、日本橋三越本店ほか、台湾「PAPER MUSEUM TAKASHI OHTA」(来場者約5万人)など国内外で個展開催。

    現在「tomica展」(2018年は東京、大阪、名古屋で開催)にてコラボ作品を展開。

    テレビ東京「TVチャンピオン」ペーパークラフト王選手権優勝をはじめ、受賞歴多数。

    展覧会情報

    Exhibition information

    会期: 2019年9月10日(火)~10月5日(土)
    観覧料: 一般300円、高校生以下無料
    会場: 城西大学水田美術館 ギャラリー1、2
    協力: 株式会社ビー?ブレーブ
    ※開館時間: 10:00~16:00
    ※休館日: 日曜日?月曜日?9月24日(火) ※ただし、9月23日(月?祝)は開館

    主な展示内容

    Works

    展示の一部をご紹介いたします。

    • 《明治座新狂言扇屋熊谷》

      • 三代歌川国貞
      •            
      • 複製組立
      • 2019年制作
    • 《明治座新狂言扇屋熊谷》

      • 三代歌川国貞
      •            
      • 大判錦絵三枚続
      •        
      • 明治27年(1894)
    • 《東錦絵大當芝泉》

      • 歌川国郷
      •          
      • 複製組立
      •       
      • 2019年制作
    • 《東錦絵大當芝泉》

          
      • 歌川国郷
      • 大判錦絵九枚続
      • 安政6年(1859)
    • 《航空公園》

          
      • 太田隆司
      • 紙、スチレンペーパー、ワイヤー、角材
      • 縦30.5×横62.5×奥行30.0cm
      • 2007年
    • 《箱根湯本ロマンシングロード》

          
      • 太田隆司
      • 紙、スチレンペーパー、ワイヤー、角材
      • 縦50.0×横40.0×奥行30.0cm
      • 2013年

    関連イベント

    Connection Event

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