この度、城西大学水田美術館におきまして、「坂戸市所蔵美術品展:現代版画の世界」を開催します。
本学がある埼玉県坂戸市は、現代を中心とした美術工芸品を所蔵しています。 点数は凡そ151点で、内訳は、油彩画、日本画、版画、書等で構成されています。この度の展覧会では所蔵品の中から現代版画に焦点を当て、 銅版画、リトグラフ、木版画作品合計44点を前期と後期に分けてご紹介します。
前期では、現代銅版画の第一人者である中林忠良(1937-)の《転位》シリーズを中心とした1960年代から90年代前半までの銅版画13点と、 中林に師事した東谷武美(1948-)のリトグラフ《日蝕》シリーズのうち1980年代から90年代の作品9点の計22点を展示。 そして、後期では山本容子(1952-)、鈴木英明(1945-)、筆塚稔尚(1957-)の3人の銅版?木版画計22点を展示します。
展示作品を通して、版画の持つ多様な表現世界をお楽しみください。